共生ビジョン

[ 圏域内の交流促進 ]

現状と課題

圏域内には数多くの温泉が湧出し、歴史的文化資源、様々な農林水産物・加工品などの地域資源があり、その地域資源をPRするためのイベント等を各市町で開催しています。
また、那珂川あゆ街道※1など他自治体と連携、協力したイベントを開催し、交流が図られていますが、圏域全体となると、県境を越えた交流が図られていないというのが現状です。
那珂川あゆ街道イベント圏域内に数多く点在する地域資源を活かし、地域経済の活性化に寄与するためには、各市町との協調によるネットワークの強化が必要です。
圏域内には結婚適齢期(25歳~39歳)を迎えている男女が約53,000人いますが、全体の39%にあたる約20,800人が未婚であるというデータがあり、(平成22年国勢調査)人口減少・少子化の一つの要因となっています。その対策として、多くの市町で様々な結婚支援事業を実施していますが、期待されている効果が発揮されていないというのが現状です。

※1那珂川あゆ街道/栃木県地域のおいしい「食」と景観や文化等の地域資源とを結び付け、設定している「とちぎ食の回廊」の中の街道の一つ。

取組方針

結婚支援事業イベント地域の資源を活かしたイベント等を連携して開催し、圏域住民の交流を促進するとともに、圏域内において、情報の共有に努めます。
また、地域によっては、滞在型・体験型観光を促進するとともにグリーンツーリズム※2を推進し、地域経済の活性化につなげます。
各市町が取り組む結婚支援事業について、情報交換を行い、様々な角度から考察し、その地域に適した事業を展開していきます。

※2グリーンツーリズム/農山漁村地域において、自然・文化・人々との交流を楽しむ滞在型の余暇活動。

交流イベント実施事業

地域の資源を活かした交流イベントを開催するとともに、各市町等が開催するイベントへの出展や情報発信を行う。
【主な事業内容】
○八溝山周辺地域定住自立圏PRのためのシンポジウムの開催
○八溝山に関連する基調講演(シンポジウム)の開催
○全市町が参加するイベントを実施する。
○PRに必要な備品等の購入

結婚促進対策事業

各自治体がこれまで取り組んできた結婚促進施策の情報共有等を行い、成婚につながる有効な結婚促進事業を展開する。
【主な活動内容】
○企業、NPO法人、行政が一体となった結婚促進事業の実施
○結婚相談事業、コミュニケーション能力向上講座、結婚セミナー等の開催
○結婚促進施策に関する意見交換、研修会等