共生ビジョン
[ 産業振興 ]
現状と課題
圏域内の農業については、平坦な農地から標高1,000mを超える高冷地まで、地域の特性を活かした農業が展開されるとともに、那珂川や久慈川の豊富な水資源に恵まれ、多種多様で高品質な農産物が生産されています。
林業については、森林面積が約150万haで圏域全体の66%を占め、八溝山を中心に人工林が占めています。地元産材の地産地消と林業の活性化のため、補助金等により木材需要拡大事業を実施しています。
商業と観光については、全国的に有名な日光国立公園那須甲子・塩原地域に商業、観光施設が集積し、多くの観光入込客があります。
そのほかにも歴史文化施設、温泉施設、豊かな自然が圏域全体に存在します。
これらの産業振興については、各市町が自ら保有する地域資源、特産品を観光資源として、その魅力などの情報を発信し、観光の推進を図っています。
農業、林業については、全国的な就業人口の高齢化と後継者不足が叫ばれる中、この圏域も例外ではなく、各市町において関係機関等と更なる連携・活動の強化が必要です。
農業、林業、商業、観光など産業全体について、広域的な連携を図り、情報発信力の強化を図る必要があります。
取組方針
圏域内に存在する観光資源の魅力を活かした広域的な観光ルート等の検討を行うとともに、圏域内の特産品について、道の駅を活用するなど関係団体等と連携し、人と物の交流促進を図るとともに情報発信力の強化に取り組みます。
また、圏域全体で特産品の販売戦略、6次産業化、地域ブランド化、地産地消の推進に取り組みます。
広域観光推進事業
各市町が有する地域資源、特産品を観光資源として、その魅力を再発見するとともに、観光団体等と協力し情報発信を行う。
【主な事業内容】
○各市町で開催するイベント等に観光PRや物産販売の共同ブースを出展し、観光情報の発信や情報収集を図るよう業務委託を行う。
○地域資源発掘調査など、圏域内の回遊プランの作成を行い、ホームページやパンフレット等で情報発信を行う。
広域観光推進事業
各市町の観光拠点施設となる道の駅、温泉施設、駅舎周辺などの公共施設について、今後予定している様々な観光分野の連携に向け修繕等を行う。
広域観光推進事業
圏域内の特産品について、関係団体等と連携して販路拡大に取り組む。
【主な事業内容】
○特産品をメインとしたイベントの実施
○道の駅等の相互連携
○地産地消に関する調査業務
○特産品の地域ブランド化へ向けた研究会の開催