共生ビジョン
[ 教 育 ]
現状と課題
小中学校教育課程において、高度情報化時代に対応できる能力を習得するため、各市町で定期的にパソコン教室内の機器類の更新など情報機器の整備と情報教育を行っています。その中で大田原市においては、市内の全小中学校にタブレット型パソコンの導入を進めています。これは、学校でICTを活用することで授業の双方向性が高まり、児童・生徒の主体性、学習に対する関心、意欲を高める効果を期待し、学力向上につなげることを目的としています。
その一方で、情報教育だけにとらわれず、自分の意見を自分の言葉で話す力、自ら考える力、コミュニケーション能力を育むための教育も並行して行わなければなりません。そのための手段として、読書に親しむ環境整備を行っています。圏域内の市町においては、子どもの読書活動推進計画(大田原市、那須塩原市、那須町)あるいは、読書の街(まち)宣言(矢祭町、大子町)により、子どもたちが読書に親しみ、読む習慣を身に付けられるよう取り組んでいます。
今後、少子化・高齢化の進展が見込まれている現状において、学校規模が縮小するとともに、子どもたちと地域の交流をする機会も少なくなることが懸念されることから、圏域全体で子どもたちを教え、育てる環境を整備し、児童・生徒が、これからの社会において必要となる「生きる力」を育むために必要な手立てを講じる必要があります。
取組方針
学校教育においては、豊かな人間性や社会性を培うとともに、自ら学ぶ意欲を引き出し、基礎学力の向上を図ります。
生涯にわたる人間形成の基礎を培うために、圏域内で情報共有、意見交換を行い、時代のニーズを先取りした教育のあり方を模索しながら、八溝の風土に根差した教育の質の向上に努めます。
図書館相互利用の研究
図書館利用者の増加、利便性の向上のための施策を検討する。 また、子どもの読書活動を推進するため、図書館が担うべき役割を明確にし、読書に親しむことのできる環境について検討する。
教育講演会等実施事業
著名な講師を招聘し、教育講演会を開催する。
【主な事業内容】
○講演対象:教職員(幼稚園、保育園含む)、保護者、住民
※内容によっては児童生徒
○講演内容:平成26年度は「発達障害セミナー」として発達障
害等に関する講演会を開催する。
平成27年度以降については、連携市町と協議の上
決定する。
小中学校ICT環境整備事業
小中学校教育における情報通信機器に関する整備について、連携して取り組む。
【主な事業内容】
○タブレット端末、電子黒板、パソコン教室整備に関する意見交換会の実施